2009年8月25日火曜日

CentOS5.3、Xenを利用しての仮想環境構築2

前回までは、CentOS5.3へ仮想環境を構築しました。今回は構築した仮想環境に同じくCentOS5.3をインストールしたいと思います。
#CentOS4、5のみ以下の方法でインストールできます。

今回も以下は root ユーザになって実行します。


1.「virt-install」コマンドでOSインストールします。XWindowが無い場合には「nographics」オプションを付ける必要があります。私の場合はXwindowがあるので、オプションなしで実行しました。


#virt-install
#virt-install --nographics (Xwindows無し環境)
What is the name of your virtual machine?centos5
--仮想マシンの名前を聞いてきます。ここでは「centos5」としました。
How much RAM should be allocated (in megabytes)? 1024
--メモリを何メガ割り当てるか聞いています。サーバのスペック、用途にもよります。吟味して決定してください。私は「1024」としました。
What would you like to use as the disk (path)? /var/lib/xen/images/centos5.img
--仮想マシンのイメージの保存場所を聞いてきます。私は「/var/lib/xen/images/centos5.img」としました。
How large would you like the disk (/var/lib/xen/images/centos5.img) to be (in gigabytes)? 20
--仮想マシンのディスクサイズを指定します。ギガバイト単位です。私は「20G」にしました。
What is the install location? http://ftp.riken.jp/Linux/centos/5/os/i386/
どこからインストールするか質問されます。私は「http://ftp.riken.jp/Linux/centos/5/os/i386/」を指定しました。一番有名だと思います。

2.あとは、通常のCentOSのインストール画面と同じです。GUIですので省略します。

3.ホストOS上で下記コマンドを入力し、ゲストOSがインストールされていることを確認します。
#xm list
Name ID Mem(MiB) VCPUs State Time(s)
Domain-0 0 997 2 r----- 10231.8
centos5 4 1023 1 -b---- 2192.8

3.最後に今回インストールされたゲストOSをホストOS起動時に同時に起動するよう設定します。ゲストOSの設定ファイルが /etc/xen/centos5です。このファイルを/etc/xen/auto へ配置することで、ホストOSが起動すると同時にゲストOSも起動するよう設定します。今回はシンボリックリンクを張りました。
ln -s /etc/xen/centos5 /etc/xen/auto/centos5

4.ホストOSを再起動し、ホストOS、ゲストOS両方起動できればOKです。

意外と難しくありませんでした。頑張ってXen利用してみてください。

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