前回は、MTAであるpostfixのインストール、設定、環境構築を示しました。
今回は、POP、IMAPであるDovecotのインストール、設定、環境構築を示します。
1.Dovecotのインストール
以下はすべて root ユーザで実行します。
#yum install dovecot
手順に沿ってすすむと、dovecot 自体はインストールされます。
2.dovecotの設定
#cp /etc/dovecot.conf /etc/dovecot.conf.org ----設定ファイルのオリジナルを残しておきます
#vi /etc/dovecot.conf
#protocols = imap imaps pop3 pop3s
protocols = imap imaps pop3 pop3s ---コメントアウトを取ります。pop,imapを有効にする
#mail_location =
mail_location = maildir:~/Maildir ---コメントアウトを取り、Maildirを指定します。
#pop3_uidl_format = %08Xu%08Xv
pop3_uidl_format = %u --- dovecot ver1系では左記のフォーマット設定しないとdovecotの起動でエラーがでました。追記です。
ちなみにエラーは「IMAP daemon (dovecot) を起動中: Error: POP3 enabled but pop3_uidl_format not set Fatal: Invalid configuration in /etc/dovecot.conf」でした。
#disable_plaintext_auth = yes
disable_plaintext_auth = no --- plaintextのパスワード認証も行う場合は左記設定をしなければいけません。
3.dovecotの起動
#/etc/rc.d/init.d/dovecot start ----dovecotデーモンの起動
#chkconfig dovecot on ----reboot しても自動的にdovecot起動のON
4.ユーザを新規登録した場合にMaildir自動作成するための設定
#mkdir -p /etc/skel/Maildir/new
#mkdir -p /etc/skel/Maildir/cur
#mkdir -p /etc/skel/Maildir/tmp
chmod -R 700 /etc/skel/Maildir/
/etc/skel/はユーザを新規登録時のホームディレクトリにコピーされるファイルを格納する場所です
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