空いていたサーバにCentOS5.3をインストール、Xenで仮想環境を構築、ゲストOSにもCentOS5.3をインストールした。ゲストOSでメールサーバのバックアップを構築する。その作業の備忘録を記録しておきます。
1.MTAである postfixをインストールします。
rootユーザで実行します。
#yum install postfix
手順に従って進むと postfix のインストールは終了です。
2.postfixの設定
postfix の設定ファイルはほぼ /etc/postfix/main.cf のみです。ここでは、main.cf を書き換えます。念のため、オリジナルは残しておきます。
#cp /etc/postfix/main.cf /etc/postfix/main.cf.org
#vi /etc/postfix/main.cf
#myhostname = virtual.domain.tld
myhostname = myhost.mydomain.co.jp ---- サーバのホスト名をFQDで設定します。
#mydomain = domain.tld
mydomain = mydomain.co.jp ---- サーバのドメインを設定します。
#myorigin = $mydomain
myorigin = $mydomain ---- コメントアウトします。myoriginは外行きのメールに使うドメイン名です。
inet_interfaces = all -----すべてのインターフェースで listen します。
mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, localhost, $mydomain
---- 受け取るべきメールのドメインです。
mynetworks = 192.168.1.0/24,192.168.2.0/24 ...........
---- メールの中継元となるクライアントのネットワークを指定します。社内などの信頼すべきネットワークを設定します。これを間違うと不正中継に利用されることがありますので、要注意です。
#home_mailbox = Mailbox
home_mailbox = Maildir/ ---- mailbox を 各ユーザのディレクトリに保存される Maildir形式にします。これは好きずきです。私は Maildirが良いです。以前qmailを利用していたので。
以下は追記します。 main.cf の最後の方に追加すると良いです。
message_size_limit = 0 ----- メールの最大サイズ(バイト)を制限無しにします。デフォルトでは10Mバイトです。無限にしないでも10Mは小さいと思いますので、変更したほうが良いと思います。
mailbox_size_limit = 0 -----maildir の最大サイズを無限にします。デフォルトでは、50Mバイトです。これも変更しておいた方が良いと思います。
3.もう一つのMTAである sendmail を停止します。
#/etc/rc.d/init.d/sendmail stop --- sendmailデーモンを終了
#chkconfig sendmail off --- 再起動してもsendmailが開始されないよう設定
alternatives --config mta
2 プログラムがあり 'mta'を提供します。
選択 コマンド
-----------------------------------------------
*+ 1 /usr/sbin/sendmail.sendmail
2 /usr/sbin/sendmail.postfix
Enterを押して現在の選択[+]を保持するか、選択番号を入力します:2
で posfix をMTAとして選択します。
4.postfixを起動します。
#/etc/rc.d/init.d/postfix start ---postfix デーモンを起動
#chkconfig postfix on ---再起動してもpostfixが自動起動するよう設定
Dovecotのインストール設定は次にします。
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