会社でメールサーバを運用し、スパム対策としてSpamassassinを利用しています。重宝していますが、今年(2010年)になって、ノンスパムをスパムと判断されていると情報(苦情)があがってきていました。特に設定変更も行ってないので、しばらくは様子をみてくれとお願いしましたが、いっこうに改善がないため、本格的に調査しました。
調査したところ、2009年以前と2010年以降のメールでヘッダーの「X-Spam-Status」のtest部に「FH_DATE_PAST_20XX」というルールに全てのメールが引っかかっており、Spamスコアがプラスされていました。
FH_DATE_PAST_20XXを検索したところ、このルールは昔に作成され遠い未来の2010年以降からメールが届いていたらスパムの可能性が高いため、スコアをアップするというルールのようです。どうりで2010年から急に挙動がおかしくなっているのも合致します。それで、利用しているフィルタ(http://tlec.linux.or.jp/docs/user_prefs)を見てみると
# 2010.01.04 [yoh]
score FH_DATE_PAST_20XX 0.0
という記述があり、スコアが0になるよう設定されています。設定されているのに、なぜ反映しないのだろうか?思い。念のため、spamassasiinのサービスを再起度(毎日リスタートしているのですが)したのですが、だめで、どうしたものだろう?と悩んでいたところ、メールスキャナーである amavis-newのサービスを再起動(/etc/rc.d/init.d/amavisd)することで無事反映できました。
この設定以降は苦情が届かなくなったので、この件が原因だったと思います。他にも同様な方がいると思うので記録しておきます。
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