会社でサーバを運用していますが、機器が足りなくなってしましました。サーバにはCentOS5.3を利用しているので、まだ、やったことはないが、OS標準で準備されている「Xen」を利用し仮想化をやってみました。以下に行った内容を記録しておきます。
インストール時にも仮想環境を構築するための構成も選べ、それでインストールしておけば、必要ありませんでしたが、最小構成でインストールしていたため、Xen環境から構築しなければなりません。
以下はすべてrootユーザになって行います
1.Xenのインストール
#yum groupinstall Virtualization
2.xen対応のカーネルインストール
#yum install kernel-xen
3.xen対応のKernelで起動させるため /boot/grub/grub.conf をxen 対応のkernerの番号へ変更します。私の場合は以下のようでした。
#default=1
default=0 -------ここ変更。一番前にxen対応のkernelがあるので
timeout=5
splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz
hiddenmenu
title CentOS (2.6.18-128.4.1.el5.centos.plusxen) ----------これがxen対応kernel
root (hd0,0)
kernel /xen.gz-2.6.18-128.4.1.el5.centos.plus
module /vmlinuz-2.6.18-128.4.1.el5.centos.plusxen ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00 rhgb quiet
module /initrd-2.6.18-128.4.1.el5.centos.plusxen.img
title CentOS (2.6.18-128.4.1.el5.centos.plus)
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.18-128.4.1.el5.centos.plus ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00 rhgb quiet
initrd /initrd-2.6.18-128.4.1.el5.centos.plus.img
title CentOS (2.6.18-128.el5)
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.18-128.el5 ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00 rhgb quiet
initrd /initrd-2.6.18-128.el5.img
4.kernelがyumなどでアップデートしたときににも、再起同時に最新のxen対応kernelで起動するには、/etc/sysconfig/kernel を以下のようにする必要があります。
# new kernels the default
UPDATEDEFAULT=yes ----- この指定でアップデートしても自動で最新のkernelで起動する
# DEFAULTKERNEL specifies the default kernel packagetype
#DEFAULTKERNEL=kernel
DEFAULTKERNEL=kernel-xen ------xen対応の最新kernelという指定
5.initrdを利用するため、「/etc/modprobe.conf」の最下行に「alias scsi_hostadapter xenblk」を追加するそうです。私はこの initrdの意味がよく分かりません。
インストール時に参考にしたサイト「仮想化技術Xenを使ってみた」に書いてあったので、一応私もやりました。私は以下のようにしてあります。 initrdについては勉強してみます。
alias eth0 e1000
alias scsi_hostadapter mptbase
alias scsi_hostadapter1 mptspi
alias scsi_hostadapter2 megaraid_mbox
alias scsi_hostadapter3 ata_piix
alias scsi_hostadapter4 xenblk -------ここを追加しました。
alias peth0 e1000
6.設定が終了すると、再起動します。
#shutdown -r now
7.仮想環境が構築されているか仮想ドメインをリスト表示するコマンド「xm list」で確認します。下記のようになっていればOKです。
#xm list
Name ID Mem(MiB) VCPUs State Time(s)
Domain-0 0 997 2 r----- 6230.1
○ホストOSの仮想環境は構築できました。次回はゲストOSをインストールします。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
What A Wonderful World - ルイ・アームストロング 名曲です。
きょうは、ルイ・アームストロングの「What A Wonderful World 」です。 コロナ禍時こそ、この歌を聞きたくなりました。 なんて、素晴らしい世界なんだー! 素晴らしい世界は身近なことにあることを教えてくれる曲です。 この曲を知ったきっかけは、予備校時...
-
HTTPSを一度設定したのち、無効にしたい場合がありました。 その設定方法を記録しておきます。 ちなみに、CentOS5で yum でインストールした環境です。 /etc/httpd/conf.d/ssl.conf の中にある 「SSLEngine on」を「SSLEngine ...
-
nagiosの設定、インストールは問題なく終了。ホスト、サービスの監視を設定したのですが、はまった箇所があったので、記録を残しておきます。 Basic認証を行っている WEBのサービス監視ですが、通常の「check_http」で設定すると、「HTTP WARNING: HTTP/...
-
Linuxシステムなどで使用されるタイムゾーンのデータ集らしいです。日本は標準時(UTC+9)ですが、以前は間違っていて沖縄(琉球)は(UTC+8)とされたことがあるそうです。ビックリですね! http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9...
0 件のコメント:
コメントを投稿